はじめに
リンクアンドモチベーションで、エンジニアをしています、宮田と申します。
前Qの話になってしまうのですが、自分はチームでリードエンジニアになりました。
そういった状況の中で「リーダー」や「マネージャー」の振る舞いを意識していました。
そんな時に月に一度の技術顧問の方との1on1で話したことが印象的だったので共有します。
マネージャーへの厳しい視線は自分に返ってくる
技術顧問「なんか疲れてる?」
ぼく「え、そうですかw」
技術顧問「何となく」
ぼく「最近チームで年長者になって気負っているのかもしれません。ちゃんとやらなきゃって」
技術顧問「別にちゃんとやらなくて良いんだよ。弱みを見せて支えてもらう方がやりやすかったりするよ」
ぼく「周りのメンバーはしっかりしてるからそれでも全然良いと思うんですけど、何か気負っちゃうんですよね」
技術顧問「宮田さんてマネージャーに色々求めてきたんじゃない?これくらいやれよって思ってたでしょ?」
ぼく「めっちゃ思ってました」
技術顧問「プログラムも書いて、次の開発計画も立てて、メンバーの育成もして当然て思っていたでしょ?」
ぼく「思っていた気がします(冷静に考えるとそんな超人的なこと中々出来ないよな。。)」
技術顧問「それが自分に返ってきているんだよ。過去の自分がハードル上げてるの。自分が自分にかけた呪いだよ」
ぼく「なるほど。。」
ここまでのまとめ
マネージャーやリーダーは完璧じゃない。
他人に完璧を求めると回り回って自分に返ってくる。
マネージャーもリーダーも不完全な人間であることを理解しよう。
マネージャーの仕事とは?
技術顧問「宮田さんてマネージャーの仕事についてどう思っている?」
ぼく「コミュニケーションパスが増えて色々大変だと思っています」
技術顧問「ネガティブかポジティブだったらネガティブ寄りかな?」
ぼく「そうですね。どちらかと言うと良いイメージ持ててないです。大変そうだなと」
技術顧問「色々な人と話して調整してメンバーのモチベーションに気を配って、やり損だと思ってるでしょ」
ぼく「...(この人エスパーか?)」
技術顧問「マネージャーってね、ある部署の大きな権限を持って目標達成できることなのよ。問題解決のサイズと使えるリソースが増えるってことなの」
技術顧問「1on1で人の話を聞くだけってそりゃつまらないよ。受け身でやると何でもつまらないの」
技術顧問「問題解決のために今までは一人の力でプログラムを書いていたのを、より大きなリソースを使ってできるって思うと楽しくない?」
ぼく「...!(そう言われると楽しそうだ)」
技術顧問「自分は、IC(インディビジュアルコントリビューター)としての仕事は一通りやり終えてしまって、それ以来如何に自分以外のリソースを使うかにシフトしているよ」
技術顧問「問題解決は能動的にやると楽しいよ。なんか年長者になったから一応1on1しとくかじゃモチベーションが上がらないのは当たり前」
ぼく「(ドキッ)」
技術顧問「宮田さんのチームの目標は何ですか?」
ぼく「モチベーションクラウドを使ったお客様の組織がより良くなって、その結果ストレスなく働く人が増えることです」
技術顧問「そのためにどう1on1をするかって考えようよ。そうすると楽しくなるから」
ぼく「(感動で言葉が出ない)」
おわりに
「マネジメントとは何とかする、やりくりする」というのが語源らしいです。
プロダクトの成功のために何でもやるということなのでしょう。
自分の仕事の範囲を狭めて、受け身で仕事をしてしまうと面白さが半減してしてしまうことも分かりました。
たまに「経営者目線を持て」なんて言われますが自分は毎回「だったらそれくらい金よこせ」なんて思ってました。笑
一方でそうやって斜に構えていると得られたチャンスを見逃してしまうかもしれないと思いました。(そのチャンスをものした人が昇進するはずですし。)
自分個人としては今回の1on1を通して「マネージャー万能説」を捨てて、もう少し能動的に仕事に取り組もうと思いました。
エンジニアはやることが多くて大変ですね!