モチベーションクラウドのエンジニアをしている白倉です。先日社内にて、「技術書ペラワングランプリ」という取り組みを実施しました。本取り組みの紹介をしつつ、開発チームの雰囲気を感じていただけたらいいなぁと思い、筆を執ります。
技術書ペラワングランプリとは
技術書ペラワングランプリとは、技術書をスライド1枚で紹介し合い、最も印象に残った発表を決めようという取り組みです。
広くモチベーションクラウドに関わるメンバーは、週に30分ほど「DSM(Developer Squad Meeting)」という時間があり、開発に関する重要なお知らせから、比較的軽い内容まで、情報共有を行なっています(30〜40人くらいが参加)。
このDSMでは「イケてる開発組織」というビジョンを掲げ、 組織と個人の学習のサイクルを加速させる場にすべく、日々運営をしています。
技術書ペラワングランプリは、このDSMの1枠として実施しました。
ルール
技術書ペラワングランプリのルールは次の3つです:
- スライド1枚で技術書を紹介する
- 1人1分
- 発表者は 10人(先着)
ここでいう「技術書」は、ITエンジニア本大賞2024にあるような、広い意味での技術書を対象としました。DSMが30分枠ということもあり、(前後の時間を考慮して)1人1分で10人の発表者にしました。
10人集まるかなぁと不安だったのですが、募集2日で10人すべて埋まり、びっくりしました笑
発表内容について
実際に発表いただいたスライドと書籍を(私の感想付きで)共有します。
※ 著作権を考慮し、内容を変えている or 加工している箇所があります
変わった本(思想)であるということとそれに対するYさんの思いが伝わってくる発表でした。時間が足りなかったのですが、もう少し聞きたいと思えました。
淡々とした口調と季節柄にあった内容で、引き込まれる発表でした。GW中に思い出してしまいそうです。
Form Design Patterns ―シンプルでインクルーシブなフォーム制作実践ガイド
左の画像はこちらのサイトのもの
この種の知識の重要性が、実体験も含めて、伝わってくる発表でした。終わったあと、この発表自体も(プロダクトと同じように)仮説検証していたということで、順位も確認されていました笑
Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
プロジェクトの状況やご自身の心境も伝わってきて、身近さを感じる発表でした。スライドの凝り具合や関西弁(で持っていこうとするところ)が、発表の仕方として個人的に面白かったです笑
ソフトウェアグローバリゼーション入門 国際化I18Nと地域化L10Nによる多言語対応
この種の本もあって欲しいな〜と思っていたところ、まさにの発表。実際のところ、原点にあたることが近道ですよね。
弱さに一瞬で打ち勝つ無敵の言葉 【超訳】ベンジャミン・フランクリン(ライツ社)
最初の掴みから、時間配分まで、良い発表だなーと思いました。私もいつだか部分的に読んだ記憶があるのですが、再読しようと思わせてくれる発表でした。
スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ
Terraformとは、などから基本的なことについても触れてくれる発表でした。「みんな大好きオライリー」など気になる発言もちらほら。。。
技術書紹介という前提を壊し、動画を紹介する発表。物議を醸してました笑 しかし思いが凄くこもっていて、見たくなりました。
TDD Boot Camp 2020 Online #1 基調講演/ライブコーディング
デザインというものについて、別の一面に気付かせてくれそうになる発表でした。聞いている人の中には同じように感じる人もいたようで、いい発表に感じました。
みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド
音声トラブルありつつ、きっちり時間制限内に収めたいい発表でした。スライドに顔写真を載せるなども面白く、しっかり準備して来たことが伺えました(優勝できず悔しがってました笑)
感想 & 投票タイム
発表の後は、参加いただいた方に感想を聞きつつ、1人1票で投票してもらいました。投票の結果、1位となったのは... 『Form Design Patterns』 を発表したNさんでした 🎉
優勝者は、小学校の校長室の壁に飾ってある歴代校長先生の額縁的なイメージで、Slackのアイコンを飾らせていただきました笑
最後に
企画として面白かったという声や、盛り上がっていたという声をいただき、良かったです。早くも2回目をやりたい(次は勝ちたい)や、出たかったがすぐ枠が埋まってしまっていたという意見もあり、引き続き2回目も検討したいと思えました。
本記事から、開発チームの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。