リンクアンドモチベーションは、組織改善やエンゲージメント向上を支援する「モチベーションクラウド」を開発・提供しています。すべての人に働きがいを届けることを目指す上で、プロダクトの信頼性や安全性は必要不可欠です。
この役割を担っているのが、SREチームです。今回は、SREチームのリードを務める篠原さんにお話を伺います。

<プロフィール>
篠原 昂 (Shinohara Koh)
プロダクトデザイン室 SRE
2021年に中途でリンクアンドモチベーション(以下LM)に入社。SREチームのリードとして、モチベーションクラウドの信頼性向上や、開発組織の生産性向上に取り組んでいる。
ーまずは、ご自身のキャリアについて教えてください。
2015年に社会人としてのキャリアをスタートさせて、今年でちょうど10年になります。大学の専攻は理系だったのですが、プログラミング経験はほとんどなかったので、あまりエンジニアになるとは考えていませんでした。
大学卒業後、1年間ワーキングホリデーでカナダに行ったことが1つのきっかけになりました。将来的に移住という選択肢も考えるようになり、「どこでも通用するスキルを身に付けたい」と思ってエンジニアの道を選びました。
過去の2社では、主にインフラ・サーバーエンジニアとして働いていて、LMには2021年の7月に入社しました。
前職がモチベーションクラウドを導入しており、そこでLMを知りました。利用する中で「面白いサービスだな」と思っていたのですが、転職活動をする中でエージェント経由でLMを紹介してもらい、より興味を持つようになりました。
選考を通じてカルチャーや組織体制に触れる中で、積極的に技術的なチャレンジをしていることに惹かれ、入社を決めました。ちょうどSREチームが発足して1年くらいのタイミングで、成長フェーズにあることも魅力的でした。
開発者体験を磨き、開発チームやプロダクトの進化を実現する
ー現在の業務内容や役割について教えてください。
現在は、SREチームのリードを務めています。自分で手を動かしてコーディングや構築・運用をしながら、チームのマネジメントも行っています。社員が1名とパートナーが3名で、私を含めて計5名の体制です。
チームとしては、『顧客価値を、迅速に・確実に・安全に届ける』というミッションを掲げており、信頼性と生産性の向上がミッションです。セキュリティ対策やコスト削減などの守りの仕事に加えて、アプリ寄りの改善など攻めの役割も担っています。
もう少しチームの規模が大きければ「Embeded SRE」や「Platform SRE」のように役割分担して最適化したいですが、現在は「みんなで必要なことを全部やる」というスタンスで活動しています。
少し特徴的なのは、今年からイネーブリングチームと合流したことです。技術的な領域で区切って分担するのではなく、越境・協働することで、より大きな価値を生み出したい、というのが狙いです。
幅広いテーマで活動するようになり、情報共有も活発なので、技術的な学びが深まったと思います。技術へのこだわりが強いメンバーばかりで、とても刺激的です。一人ひとりの成長が促され、キャリアの選択肢も広がったと感じています。
ーSREとしてのやりがいは、どんなところにありますか?
SREとして仕組みを変えたり自動化することで、プロダクトや開発組織が大きく進化していくところです。コードを書いてものをつくって終わりではなく、それを開発組織にインストールして、開発プロセスを変えていく仕事なので、とてもやりがいがあります。
同時に「人の意識や行動を変える」ということの難しさを感じることも多いです。実際に使われて効果が出るところまで責任を負っているので、エンジニアやチームと向き合うことも大事にしています。
実際に使う開発者とコミュニケーションを取りながら進めないと、後になって手戻りしてしまうんですよね。なので、SREだけでものづくりをするのではなく、開発者を顧客・ユーザーと捉えて、対話しながら進めることを意識しています。
メトリクスや目標にこだわるカルチャーが、改善を推し進める
ー最近取り組んだ技術的なチャレンジを教えてください
ECSからEKSへの移行プロジェクトです。AWSがリリースしたばかりの「EKS Auto Mode」を導入するという、難易度の高いプロジェクトでした。苦戦する場面も多かったのですが、AWSのサポートやソリューションアーキテクトの方にもご協力いただきながら、一つずつクリアしていきました。
技術的に難しい課題と純粋に向き合えるのが非常に楽しく、やりがいを感じました。既存のアーキテクチャに課題を感じており、「こんなチャレンジをしてみたい」と上司に相談したところからプロジェクトが始まったのも、ありがたかったですね。
ー開発チームとして、どんなことに力を入れていますか?
きちんとメトリクスをとって、そこに向き合うことを大切にしています。指標を定めて、計測・改善を積み重ねることができていると思います。
SREチームで言えば、はじめは「Four Keys」という開発指標に対してPDCAを回して、一定の高水準まで持っていくことができました。そこから、「機能リリース数」という事業貢献度の高い指標を新たに定めて、異なるチャレンジをしています。要件定義フェーズを短縮するといった、技術的な開発以外の課題にもコミットできており、理想的な活動ができています。
ーLMの開発組織には、他にどんな特徴がありますか?
期初のキックオフや期末の納会、あとは四半期ごとの目標設定など、組織としての施策をとても大事にしているのが驚きでした。節目のイベントや目標設定って、取り組み自体が形骸化してしまったり、実はイベント中もあまり話を聞いていなかったり、っていうケースが少なくないと思います。
LMでは、目標の重要性が繰り返し発信されており、明確な基準とともに目標設定をして、周囲を巻き込みながらみんなでコミットして取り組む文化があります。とても健全だし、しっかりと効果が出ている点は素晴らしいと感じています。
急速な事業拡大を支えられるSREチームを目指して
ーご自身が、今後チャレンジしてみたいことは何ですか?
インフラのバックグラウンドが強いので、今後はアプリケーション領域にもコミットしていきたいです。アプリ側の知識や経験が少ないので、どうしてもできることに制限がかかってしまいます。自分自身の幅を広げて、事業に対してインパクトを出せるアーキテクトとして、より大きな課題を解決したいです。
また、SREプロセスと生成AIの掛け合わせにもチャレンジするつもりです。特に生成AIによってトイルとして扱える業務のスコープが拡大できると考えています。これまで自動化が難しかった業務についても工数削減を進め、より本質的な業務に人間がフォーカスできる状態を実現したいです。
ーSREチームとして、実現したいことは何ですか?
モチベーションクラウドは今後の事業拡大に向けて、プロダクト数をどんどん増やしていくフェーズにあります。それに耐えられるような開発組織・プロダクトを実現したいです。
SREチームはまだ人数が少なく、プロダクトが増えた時にボトルネックになってしまう未来が見えてきています。なので、事業成長につながるプロダクトの進化を、ちゃんと支えられるチームにしたいです。
そのために、自分自身も領域を広げていきますし、チームとしても積極的に越境しながらより大きな価値を生み出していきたいです。
さいごに
ーここまで記事を読んでくださった方に、一言メッセージをお願いします。
私たちがやろうとしていることや、今後の事業の進化に向けては、まだまだSREが足りていません。
技術的にも組織的にもチャレンジできる面白いフェーズだと思います。技術力を伸ばしたいという気持ちがあり、自分から課題を見つけて挑戦していける方と、一緒に楽しく大きなチャレンジができたら嬉しいです。
おしらせ
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